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靖国神社再訪。満開の桜の下、屋台おでんを食す。
先週末に行った時には、一分咲きにもなっていなかった靖国神社の桜を見に、3/29再訪。
今度は、急に気温が上がったこともあって、靖国神社はもちろん、外堀沿いや千鳥ヶ淵も、見事に満開である。

前週の様子と違って、人手も多く、平日の昼間だというのに、随分と賑わい混みあっている。

先日神社に来たときに見つけた、1軒だけ屋台スタイルで営業するおでんとラーメンのお店を訪ねてみた。
周囲の桜をめでながら、おでん1人前500円を食べる。










(写真では判り辛いのだが、屋台のテーブルに置いた
おでん越しに満開の桜の木を臨んでいる。)

屋台にしつらえられた丸椅子に座ったために、おでんは陶製の膾皿に盛られて出てきたが、発泡材で出来たどんぶりの準備もあるようで、テイクアウト、というか買っていってそこらへんで食べる、というのも可能だ。
お店は店主のお兄さんと、おじいちゃん、手伝いの女の子、の3人で切り盛りしていて、
さあこの週末はかきいれ時だ、と張り切っている。
「ラーメンの屋台はここではウチしかない」と言っていたから、ラーメンのほうが売りなんだろう。
ただ、この日は急に暖かくなったせいで、アイスとか氷をやっているお店のほうが儲かっていたようだ。

おでん自体は、厚揚げ、コンニャク、昆布ふたつ、ダイコン、はんぺん、の5種6品で、出汁は最近の流行にのっとって薄色だ。
正直出汁は?だし、たねはどれも煮方が浅すぎて、まだ全然という感じだが、昼時に訪れたので、夕方からの花見客を当て込んでの仕込みならしょうがないというところか。こういうところでは、何よりも桜の花がご馳走なのである。
境内の桜は、多分この週末がピークで、来週後半までは、散っていく桜(実はこの散り際の桜が、私はいちばん好き)を堪能できると思う。
屋台は、4月5日まで営業するそうなので、花の美しい間はおでんと桜のコラボレーションが楽しめるようだ。
| izakayawalker | 19:07 | comments(11) | trackbacks(136) |
靖国神社の桜、見頃は30日頃で、境内のおでんもお預け。
23日金曜日、「千代田区のさくらまつり」が初日ということで、靖国神社におもむく。
ところが、花がない・・・
東京の開花宣言の判定に使われたという桜はいずこ?
20日に開花宣言が出されているはずなのに、1分どころか桜の花は全く見えない。
日が暮れているせいもあるだろうが、木々はまだ枝が寒そうに風に震えているだけだ。
屋台は神社入り口から大鳥居をくぐって奥まで連なっているが、人出の少なさもあって、お店を開けていないところも多い。営業中のお店も、開店休業状態で、呼び込みに励んではいるが、そもそも花見客がいないので、どこも閑散としている。
お店のジャンルは、いわゆる縁日屋台で、お好み焼きとかチョコバナナとかたこ焼きの屋台、射的や縁日土産が軒を並べている。観光課のサイトとかによると、100軒あまりの屋台が出ているそうで、数えはしなかったが、本当にそれぐらいはありそうだ。
おでんが食べられるのは、屋台の列の中に点在する数箇所の休憩所で、普通の屋台と違って、大きなスペースをとり、店内に長テーブルをしつらえて、グループ客等の大人数の収容も可能なようになっている店舗が営業している。

この手の休憩所、メニュー構成は豊富で、おでんもあるが、焼きそばとかうどん、焼き鳥そのほかの酒肴類等いろいろあって、特徴のあるお店は少ないが、花見客の飲み食いの需要に対応するスタイルになっている。
そんな中、ちょっと変わった屋台を一軒発見。
ラーメンとおでんで勝負、の小さい屋台で、屋台の列からちょっと裏手に回ったところで、丸椅子を周囲に配置して、屋台スタイルで営業中。
おでん盛り合わせ500円ということで、屋台のそばにも桜の巨木があっていい具合のようなんで、数日して桜の咲き揃った頃、再訪してみよう。


千代田区観光協会が主催する「千代田のさくらまつり」、今年は3月23日(金)〜4月1日(日)ということで、当初の気象協会の開花予想が3月18日だったことからこの日程での実施となってしまったが、1週間早まってしまった感じだ。
期間中は、千鳥ヶ淵のライトアップ(18:00〜22:00)もあり、ボートの夜間営業もあるんだが、花の咲き具合見る限り、靖国神社、千鳥ヶ淵ともに見頃は30日(金)あたりからの数日間になりそうだ。
| izakayawalker | 11:13 | comments(0) | trackbacks(8) |
三田「うとら」さんで、白い江戸前おでんを頂く。
三田「うとら」さん訪問。
建築会館の裏手、慶応仲通り商店街から路地を折れたロケーションはなかなかいい雰囲気で、三田駅至近のチェーン居酒屋に占領されたウソ寒い風景よりは、路地に入り込んだあたりの方が、やはりホッとする風情の小店が並んで暖かい。
お店の玄関は料理屋風で、学生には敷居の高い感じかも知れない。中にはいると、L字型カウンターのみのお店で、短辺2席が玄関前にあり、奥に向かってL字の長辺12席が伸びるつくりになっていて、合計14席のお店を、ご主人がひとりで仕切っている。
BGMは一切なし。非常にサッパリしたお店である。
先客は、カウンターのいちばん奥に2人連れの一組。
例によって、L字の角、鍋前のベストポジションに座らせてもらう。
まずは飲み物。
ビールが、アサヒスーパードライ(中瓶)610円のみなのは残念だが、仕方なくこれを注文。
お通しが青菜山芋和え、いか塩辛の2品。塩辛は甘め新鮮でなかなかよい。メニューは品書きにある定番のほか、貼り紙で提示される、その日の酒肴が九品。
定番メニューの中から、地鶏粗塩焼き1,100円を注文。
ご主人いわく「時間が掛かります」とのことで、鶏を待つあいだ、おでんを始めることに。
とうふ190円、たまご210円、つみれ290円、地のり260円の4品をお願いすると、まずは地のりおでんが出てくる。
スープ仕立てで、ビールより日本酒にあう味。
そこで早速、日本酒をお願いしよう。燗酒用には、香露という本醸造酒が用意されている。磯自慢、大七、神亀、墨之江、麓井とかいろいろ純米酒の品揃えがあるのに、残念だが、ここはお店の仕切りに従うと、ご主人、香露をチロリに受けて、おでん鍋で温めはじめる。燗付け器の都合とかで温められる酒が決まっているのかと思ったのだが、これならば何でも燗付けられるじゃないか、と、2本目はご主人に相談してみる。
「器を洗ったりする手間があるんで燗用の酒を決めている」そうだが、「今日は空いているんでいいですよ」と快諾していただき、大七の燗を付けてもらった。
おでんの方だが、出汁が独特の甘さ。これが嫌らしくなく、たねを活かしている。
白く透明な出汁には、醤油の気配が全くない。メニューに「江戸前」と書いてあるし、想像はついたが、ご主人にその辺を質問すると、案の定、色が無色の出汁であるため、勝手の判らないお客が「関西風のおでんで・・・」などということが多く、勝手に間違っている分には構わないが、誤解をクチコミで広められるのも困るので、メニューに「江戸前」(関東風)と明記しているそうだ。出汁の作り方は、カツオのみから作り、昆布を使わないから「江戸前」で、カツオの他には、塩、砂糖、味醂だけで味をつくっていて、やはり醤油は不使用だそうだ。
たねは、注文したもののほかには、ぼうる、ちくわぶ、厚揚げ、はんぺん、白滝、ごぼうまき、大根、ナマイモこんにゃく、もち袋。と、全13品。決して品数は多くなく、地のりの他には変り種もないが、シンプルな商品構成なのも、お店のさっぱりした雰囲気に合っていて悪くない。

4,760円の勘定は、ヨミより少し高かったが、使い勝手のいいお店だ。
おでんについては、去年は夏場はお休みしていたが、お客さんの中には、夏場でもおでんを要望する声もあり、今年は通年でおでんをやるかも知れない、とのことであった。






| izakayawalker | 09:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
土曜の宵の過ごし方、その3。鐘ヶ淵「はりや」さん。
酎ハイ街道の西のはずれに、「はりや」さんはポツンとある。

もうちょっと歩けば隅田川。隅田川の向こうは荒川区なんである。魅力的な下町酎ハイ酒場が点在する鐘ヶ淵通りではあるが、その多くは鐘ヶ淵駅から八広駅の間に集中していて、東武線の踏み切りより西側では今のところめぼしいお店は、このお店含めて2〜3軒だけだ。

「はりや」さんは、まずその外観が秀逸である。
過剰な装飾は一切無く、縄暖簾のみが居酒屋の存在を主張する、その佇まいがいい。

店内にはいると、天井が高く、店内の広がり感が、これまたいい。ちょっとだけ、同じ鐘ヶ淵の「三河屋」さんに似ているが、「三河屋」さんよりハードボイルドな感じがするのは、外観の煤けた感じと、店内を仕切る親父さんの風格のなせるワザかも知れない。

入って左手に小上がりがあってテーブルが2卓置かれているが、この小上がりの立ち上がり方がなぜか微妙に普通の小上がりよりも高くて、小柄な人だと上り降りに手間取りそうな感じになっている。
そして、この店ではやはり、時代を経て見事に艶光りするL字型のカウンターがいい。

飲み物では、ジンハイ290円が名物らしく、ウイスキーハイ300円とあわせ、注文するお客さんは多いが、酎ハイ270円も含めてハイボール類は氷入りだ。いわゆる「下町酎ハイ」を求めるには不十分なのかも知れないが、ここでは氷入りの粋なハイボール、ということでいいと思う。
着席すると、お通しの、タクアンの厚切りを親父さんが出してくれるので、そこで飲み物の注文になるのだが、お客さんがほとんど常連ばかりのようで、カウンターに黙って座ると、親父さんの方でお客ごとの注文を心得ていて、何も聞かずに飲み物をこしらえてしまう。

私はもちろん常連ではないので、ちゃんと注文をして飲み物を準備して貰う。一通り試したところでは、ジンハイもいいのだが、酎ハイがやはり好きだ。
酒肴類は、少数の例外を除いて、まさしく「あて」という感じで、ボリュームのある料理は、キャベツ炒め330円とゲソ天380円ぐらいだ。たとえば丸好酒場のレバ刺しとか、日の丸酒場の海老塩焼きみたいな名物料理のようなものは特になくて、変わりだねとしては、チーズやっこ380円なんてのがある。
料理の実際のレパートリーは50種類ぐらいあるようで、その中からその日のラインナップに並ぶのが30種類ぐらい。赤貝ひも380円、お新香300円、まぐろブツ400円、にこごり250円、こはだ酢290円、生食たらこ360円、いか納豆300円、まぐろぬた380円、つぶ貝380円などという日本酒に合いそうなラインナップで、界隈の他の酒場と違って、スタミナ系(獣系)料理がない。そのおかげで、酎ハイにこういう酒肴をあわせることを覚えられたのである。

どうしてもこちらに伺うと、次がないというか、最寄のお店より駅が近いのでアガリになってしまうため、3軒目になることが多くなってしまうが、1軒だけのつもりでこちらに伺って、腰を据えてがっちり飲んでみるのも、ゆったりした気分で過ごせてなかなかよいものである。


写真 左から、酎ハイ、赤貝ひも、チーズやっこ、キャベツ炒め。
見て判るとおり、チーズやっこは、チーズを冷奴に見立てて海苔や浅葱をあしらったもの。キャベツ炒めは、ソース焼きそばといってよい。ちなみに、ゲソ天はイカの天ぷらでもなく揚げ蒲鉾でもなく、ゲソ入りもんじゃみたいな一品である。





| izakayawalker | 11:59 | comments(1) | trackbacks(0) |
土曜の宵の過ごし方、その2。八広「日の丸酒場」さん。
土曜日の夕方、4時をメドに鐘ヶ淵に来て、「丸好酒場」さんか「三河屋」さんの口開けに潜り込んで1杯やったあと、当然二軒目のお店に向かうことになる。何が楽しいと言って、低コストで、下町酒場を徘徊できるこの楽しさは何とも言い難く、二軒目の候補としては、5時前なら、「三河屋」さんか「丸好酒場」さん・・・要するに一軒目にうかがったお店でない方になるのだが、5時を回っているときには、この「日の丸酒場」さんが有力候補になる。
エリア的には、八広の駅前なんで、厳密には鐘ヶ淵には入らないだろうし、お店自体が、下町酎ハイ酒場独特の雰囲気とちょっと違って、悪くいえばどこにでもある普通の居酒屋風なのだが、それは悪く言えばであって、よく言えば、酎ハイ酒場的店内演出と路線を異にした、オーソドックスで古風な居酒屋である。他の酎ハイ酒場では
たとえ用意があっても日本酒を飲む気になれないが、こちらでなら刺身かなんか貰って日本酒、という選択肢も十分ありなんである。まだ試してないけど。
この辺は、自分の割り切りというか、「鐘ヶ淵に来たら、酎ハイで決まり!」という風に刷り込みができているもので、この街ではビールも飲まないし、日本酒も飲む気にならないのだ。でもいつか、このお店でなら、日本酒を飲んでみたい、と思う。
で、このお店の酎ハイ(280円)だが、何しろ場数が少なくて評価する能力はないのだが、まあいわゆる下町酎ハイのスタンダードな感じじゃないかと思う。「日の丸酒場」さんに限らないが、酎ハイの酒肴とのマッチングの幅広さはそうとうなもので、たいがいの食べ物と合ってしまう。たとえば、とんかつやコロッケをさかなに日本酒飲むなんて想像するのも恐ろしいし、カレー食べながらビールもムリな取り合わせな
んだが、酎ハイは全部あり、になってしまう。自分としてはムリ目かと思っていた、刺身類も、結構イケル、と解ってきて、いよいよ守備範囲の広い酒なんである。
たとえば、右の写真の蛍イカなんて、春の風物であり、デリケートな味わいは日本酒にこそふさわしい、とずっと思ってきたんだが、酎ハイ飲みながら突っつく蛍イカもまた格別の美味さである。
この蛍イカ450円、の他に、〆鯖300円、にこごり250円、ししゃも250円、いか焼き300円なんていったところや、こはだ、なまこ、まぐろ刺身などが、本来日本酒に合いそうな酒肴としてラインナップされているが、これらが当然、酎ハイによく合うのだ。ちなみに、まだこのお店で注文したことはないが、日本酒は、壁の品書きを見ると、一級酒250円、二級酒200円となっている。

お店のつくりのこととかを書いていなかった。
立地は京成線の高架橋のすぐそばにあって、お店の前はいつも風が強く吹いている。おかげで、今まで何回もお店にうかがっているが、その度に、引き戸を開けた途端に暖簾が中に吹き込まれて、どうやっても引き戸を閉めるときに挟んでしまう。上手に入れるようになるのには、修業がいるのかも知れない。店内に入ると、正面にL字型のカウンターがあって、入り口側の短辺に4席、右手の長辺に7〜8席がある。そのさらに右手にお座敷といっていい広さの小上がりがあって、ここに4人掛けの座卓が4脚ある。実は、「日の丸酒場」さんには、たらちり、牡蠣鍋等の鍋料理があって、こればかりは一人で訪問して食べられるものではないので、そのうち飲み仲間
そそのかしてこちらに何人かで伺い、そのときは座卓で鍋を、ぜひいただきたいと考えている。そのさらに奥手にも座敷があるのだが、使われているのを見たことは、まだない。板前は常時4人以上いて、カウンター内とフロアの両方を自由に行き来してサービスにあたっている。カウンター内では、焼き物、揚げ物等の調理をこなし、刺身そのほかの料理は、奥にある厨房でこなしているようである。板前の中でいちばん目立つのが、ボクサー風の風貌をした板前さんで、手をよごすような料理を注文したときの、ティッシュペーパーの差し出し方が素早く格好いい。
先ほど列挙した酒肴類のほかには、タン塩焼き400円、若鶏唐揚げ400円、春巻き300円、サラミ250円、チーズ250円、肉豆腐400円、目玉焼き300円、ポテトチーズ400円、牛串焼き400円などが注文したことのある品で、どれもビールに合
いそうな品だが、酎ハイにもよく合う。(写真は、蛍イカの下、上から ポテトチーズ、春巻きとサラミ、肉豆腐とチーズ)他にも、とんかつ、串かつ、魚フライ、帆立フライ、コロッケ、いかフライといった揚げ物がどれも300円、まだ食べたことはないが、お店の名物 エビ塩焼き500円、というのもある。
このお店の特徴というか、近隣の下町酎ハイ酒場との違いが、この酒肴類への誘引力の強さで、他の店ではひとたび気に入りのメニューが出来るとそればかり注文しがちになるのに、こちらでは、来るたびに違う酒肴を食べたくなるし、また注文しやすい雰囲気がある。それで、食べたいもの、目ぼしいものをひと通り食べ終えるまでは、「日の丸酒場」さん通いは続く見込みなんである。

| izakayawalker | 13:26 | comments(1) | trackbacks(0) |
土曜の宵の過ごし方、その1。鐘ヶ淵「丸好酒場」さん。
鐘ヶ淵で土曜夕方の早い時間をすごすとき、スタートは「丸好酒場」さんか「三河屋」さんになる。
界隈のほとんどのお店が5時から6時頃の開店なのに対し、この2軒だけは午後4時開店なので、必然的に口開けはここになるようになっている。
最初にこの街を訪問したとき感銘を受け、鐘ヶ淵通いのきっかけとなってくれたのは「三河屋」さんであるが、何度も通ううち、やはり料理のバリエーションの多さその他の要因で、ファーストチョイスは「丸好酒場」さんになってきている。この「丸好酒場」さん、界隈を代表する人気店でもあるし、満席のことも多く、こちらが満席で入れないときのセカンドチョイスとして「三河屋」さん、という位置づけに今はなっている。水戸街道を挟んではいるが、距離的に近いのでこの2軒の行き来は割りと便利なのだ。

「丸好酒場」さんの構造で面白いのは、出入り口がみっつあることで、正面の暖簾の掛かる引き戸の他、左手と右手にドアがひとつずつある。
入るとすぐに座席があって、人が座ると後ろを通れないほどギリギリに作られているので、とくに左手に空きがあって正面がお客でいっぱいのときなど、横のドアが便利なのである。
中に入ると、座席はカウンターのみほぼ14席で、角地の立地を活用した\__/型の変形カウンターになっている。左手の斜めのところが2席、右手の斜めのところが4席あって、それぞれ背後に出入りに使えるドアがある。正面入り口のところにカウンターの長辺があり、ここが、詰めれば8席とれるのだが、実際に男が8人並ぶのはぎゅうぎゅう、というよりToo muchでちょっとムリ。こちらのお店には、意外と女性の常連客も多く、この列に女性が多い場合など詰めあって、8人座る、というケースもあるようだ。

私の場合、土曜日はたいがい、トレーニングのあとに鐘ヶ淵に来るので、どうしても蛋白質が欲しい。
そしてそういう時、何がいいといって、ここのニラ玉がお気に入りなんである。
しかも親父さんとおかみさんで、作り方が微妙に違うのが面白い。
多目のニラを多目の油入れた小径のフライパンでジャっと炒め、小鉢かなんかで卵二個を溶いて、その上にドドッと落とし、ポンっと裏返して両面を焼き、お皿にとって、調味料、にんにくダレをかけて出来上がり。と、ふたりとも手順はいっしょなんだが、卵2個を小鉢で攪拌するときの混ぜ具合が違っていて、よく混ぜて均一化させてからフライパンに落とすのがおかみさん(写真左)、軽めの攪拌で白身と黄身が混ざり切らない感じで仕上げるのが親父さん(写真右)。どちらも多目に油を使うが意外とさっぱりしていて、秘伝のにんにくダレがいい味を出していて、滋養によく、酎ハイにあう一品である。
もちろん、名物のレバ刺しも好きだし、牛モツ煮込みもいただくが、ナンバーワンがこのニラ玉。実は一品料理もいろいろとあり、割と人気があるのが、鮭かま焼き、まぐろブツ、ポテトサラダなどだが、私の場合、ナンバーワンのニラ玉の次は、ハツ刺しか、しめ鯖だ。ちなみにしめ鯖は、たまに浅めのとよくしめたのとを選べることがあって、そういうとき、酎ハイにはよくしめてある鯖が合うのである。

例えば、酎ハイを2杯と、このニラ玉を貰って、お勘定は850円。酎ハイ3杯にニラ玉、ハツ刺しとたのんでも、1,450円。この、料金の安さが鐘ヶ淵の大きな魅力で、界隈の酎ハイ酒場で酎ハイ2〜3杯とつまみ1〜2品とっている分には、だいたい1,000円から1,500円で納まるようになっている。もちろんかつての玉の井の全盛期から連なる街の歴史をしのぶ、その風情のよさがあってこそなんで、そういう「良きお店」にこそ行きたいし、ただ安く飲める街だというだけではないのだが。
でもやっぱり安いというのはいいもので、それで結局、1軒でおさまらずに、2軒、3軒と飲み歩いてしまう。ただ、3軒ハシゴしても、3軒分の総額は高くて5,000円以内、安くあがるときには3,000円なんてこともあって、鐘ヶ淵通いは、やめられそうにない。










| izakayawalker | 12:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
代々木の穴場に、おでん割烹風な「魚篭庵(びくあん)」さんを訪ねて。
代々木の「魚篭庵(びくあん)」さんに伺ってきた。
代々木駅から程近いところにあるのだが、代ゼミのある方ではなく、タカシマヤ・タイムズスクエアの方でもなく、いちばんマイナーで、整備もされていない(・・・ということは、私好みに寂れた)一角にあるお店である。
界隈は、都心の駅近くとは思えない一帯で、古い民家なども残る路地を行き、いかにもな感じの古ぼけた都営住宅のビルの1階に、お店はある。
逆にそういう立地が意外性あって面白いとも感じたので、使い方によっては便利なんじゃなかろうか。
実際、いちばん分かりやすいルートで代々木駅から歩いてもいいのだが、踏み切りの際の、駐車場の先の細い路地から伝っていくとちょっとした探検をしているみたいで楽しい。

店頭に近づくと、頭上の古びた都営住宅が気になるが、一歩お店の中にはいると、中は非常に清潔で、アクセスまでの雰囲気との落差も演出として面白味があるといえる。
しつらえ自体は、サロン風というか、オーソドックスなおでん屋さんの内装とは違うが、この辺は好みの問題だ。
お店は、おでんと串揚げの他、一品料理にも力を入れている模様。内装だけでなく、雰囲気も、おでん屋さんというより、割烹料理店みたいである。
カウンター内には板前さんがふたり、いかにも板前という感じで料理にいそしんでいる。
フロア担当の女性が3人いるが、ひとりは女将らしく、かすりの着物をお召しになっていて、落ち着きがある。他の二人の女性だが、ひとりが萌葱色の無地っぽい着物、もうひとりが桜色に細かい花柄をあしらった着物で、ふたりで並ぶと非常に春らしい風情がある。
そして三人とも、着物の腰周りに藍染めの前掛けをしていて、立ち姿がいい感じなんである。

座席の方は、ざっと見渡した感じでは、右手奥にのびる変形L字型カウンターが14席、左手に並ぶテーブル席が4人掛け×3卓、他に入り口の横に掘ごたつ式の小上がりがあって6〜8名収容、という感じだ。変形L字型というのは、Lの字の角のところが半円状に膨らんでいて、その内側にちょうどいい具合におでん鍋が収まっているのだ。

先客は、カウンターにカップル1組とサラリーマンらしきご年配の男性二人連れ、テーブルに、中年女性4人組、接待風のサラリーマンの4人組。小上がりには、年齢不詳の学生のようでもありフリーランスのようでもある4人組。
私のほうは、鍋前というか、L字の角が丸く膨らんだところに案内される。
ビールの方は、大瓶がサッポロとキリンが選べるようになっているので、サッポロを注文すると、黒ラベル(580円)が出てきた。女性がお酌をしてくれる。このサービスは徹底しているようで、グラスのビールが空き加減になると、近くに通りかかった女性が、スッと足してくれる。お通しはワラビ。上品な盛りだ。
サービスの感じも含めて、やはりほとんど割烹のよう、というか料理屋だ。実際、他のお客さんの注文していた、旬の白身魚の刺身なんか、見事な出来栄えであったし。

おでんは160〜270円。通年供給ではあるが、メニューに品名のあがっているのが14品だから、おでん屋さんとしての品揃えはちょっと少ない。
オーダーは、スジ160円、豆腐210円、つみれ270円、はんぺん270円、の4品にした。
串揚げとか一品料理に心動いたんだが、ここはぐっとこらえて。
おでんは大きなどんぶりに、しかし品よく出汁たっぷりで、たねは完全にアタマまで浸かった状態で出てきた。これは冷めないのでいい。出汁も、最近は遠慮なく飲んでしまうので、ありがたい。しかも、とろろ昆布、花麩、たくさんのアスパラの小口切り、柚子まであしらってある。おでんはどれも美味しく、特にはんぺんが独特で美味だった。出汁に絡んだとろろ昆布もよく、花麩も含めて出汁をがんがん飲んでしまった。
奇をてらう訳ではないが、丁寧な仕事が気持ちいい。

ただ、お店の雰囲気が、「おでんだけじゃないでしょう」と言っているようで、酔った勢いで「刺身とか天ぷらとか盛り合わせで持ってこい!」と見栄はりたくなるようなところはある。

偵察も兼ねての訪問だったので、今日は軽く、この辺で終了としよう。
さてお勘定は。足し算すると、オーダー分では 1,490円。果たして幾らだろう。
答えは、2,050円だった。お通し代とか消費税とかだろうが、なんかちょっと半端な金額ではある。

お酌だけでなく、一見客の私にさりげなく話しかけたりして、ちゃんと客をもてなす姿勢があるのがニクイ。ここはやはり、接待やデートで、ちょっと気取りたいときに使う “おでんも一年中食べられるお洒落なカウンター割烹”だ、と思う。

こういう繁華街とはいえない穴場スポットみたいな場所に、「おでん食べに行こう」と女の子など誘っていったら、意外性があって面白いのではないだろうか。

| izakayawalker | 12:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
目白駅至近の路地裏で「田のじ」さんのおでんを食す。
目白駅から歩いてすぐの、「田のじ」さんに伺ってきた。界隈では名の知れたおでん屋さんである。
目白通りの一本裏側の路地・・・といっても道幅が広くて、静かな通りなので歩きやすいところにお店はある。駅前からすぐの交番の脇にある階段を降りてもいいし、しばらく目白通りを歩いてから下り坂を降りてもいいのだが、駅からすぐのアクセスでありながら、ロケーションがよい。
ただ、暗い路地の先に赤提灯が見えるような風情を期待しているとアテがはずれる。通りは静かではあるがそんなに暗くなく、道沿いの風景もビルばかりなんで景色がいいというものではない。
「田のじ」さん自体が、煌々と灯りを燈しているので、発見は容易だが、いささか色気には欠ける。お店の前に着くと、ガラス越しに店内が見通せるようになっていて、敷居は低い感じだ。入り口の脇には酒林など下げて雰囲気を出そうと演出しているが、全体的なイメージでいうと、セルフ方式の讃岐うどんチェーン店みたいな入り口なんである。

ドアを開けて、中にはいる。店内も明るく、広い。
少なくとも、隠れ家的ではない。
左手に鍋を囲むようにカウンターがL字に伸びる。ベンチシートなので客数に応じて微調整もするのだろうが、短辺4人、長辺8人の12席分ぐらいのキャパだろう。このカウンター12席が禁煙なのは良い。最近こういう分煙方式のお店が増えているが、おでん屋さんの場合、カウンター周りには鍋があるし、大皿料理も置いてあったりするので、こういう気の使い方って、お店にとっては必須のことだと思う。
右手には、掘りごたつ式の小上がりがあって、奥の方から、多分8人掛けぐらいの大テーブル、4人掛けテーブル、4+4の8人掛けテーブル、多分4人掛けテーブル、といったしつらえになっている。
先客は、入り口に近い小上がりに会社員のグループ、8人掛けに二人連れ、奥の大テーブルに二人連れ、という感じで、店内が見通しよいので、かなりガランとした感じではある。などと言っているうちに、カップル2組、女の子の二人連れが入店。カップルはカウンターに席をとるが、女の子二人連れは喫煙者だということで、奥の大テーブルに案内されていた。
スタッフの方は、ご主人と女将とおぼしき年輩のふたりがフロアに立ち、他にもフロアスタッフの男性ひとりがいる。厨房の方は、鍋前にひとり立ち、他にカウンター内にふたり。うちひとりは女性だが、他のふたりは年輩の男性で落ち着きあり。店内を仕切るのはご主人らしき男性で、女将らしき女性は控え目というか、バックアップ要員のような立ち振る舞いで、裏方に徹するスタンスのようだ。

カウンター左隅に案内されて、まずは飲み物を検討。
ビールが、生ビール中心で、瓶ビールの品揃えが、恵比寿の黒ビール(小瓶)400円のみなのは残念。日本酒は、浦霞、神亀、天狗舞など純米系を十種類ほど揃えているのに、瓶ビールには重きを置いていないようだ。
しょうがないので、その恵比寿の黒を貰って、今度はメニューを検討。
一品料理が、刺身や焼き物など16品、メニューに定番として紹介されているが、壁に短冊で紹介されたアンキモとかの酒肴類もあり、結構充実しているようだ。
一品料理は省略して、おでんを早速始めよう。
玉子200円、京がんも180円、牛スジ250円、トマト350円、と注文。
ベースの出汁はアゴも使っているそうで、上品ではあるが、いささかコクに欠ける感じで物足りない。
京がんもは、予想通り、ぼうる風のサイズとかたちで、出汁の分だけ物足りない。
ところが、次いで食べた玉子が、変わっていて美味い。別皿に一品盛りで出て来て、おでんの玉子とはあきらかに違うのだが、半熟卵風で、出汁もアジ塩か何かの調味料で調整されていて、卵入りスープとして完成された料理になっている。
それから、牛スジが大ぶりで柔らかく、食感も含めてなかなかよい。
いかにもゼラチン質のかたまり、という感じで、フルフルしていて、食べていて美味しいのだ。
ここで、ビールが終わり、酒を注文。せっかくいろいろな銘柄があるのに、燗酒でオーダーできるのは、高清水450円だけだということなので、これをぬる燗でお願いする。すぐに出てきた燗酒だが、これがよくない。レンジ燗だと思うんだが、アルコール臭くて舌に刺激がピリピリ来る。
ビールについては先に触れたが、日本酒についても同様で、もうちょっと酒に気を遣って貰えたら、もっと美味しくいただけるのに、残念なところだ。
トマトは、皮を湯剥きして煮たものが、一品料理として出てくる。
普通のトマトおでんに比べて煮方が浅い感じだが、湯剥きした分浅くしているのかも知れない。
おかげで、芯まで熱が通らず、中心部分の硬さが気になったが、その分、酸味の後に来るトマト自体の甘味がよく感じられ、出汁との絡みもよかったので、差し引きするとちょっとプラスだと思う。
おでんの追加で、アスパラ380円、焼きねぎ200円、タコ入りつくね300円を注文。
ねぎとアスパラは想像通りだったが、タコ入りつくねが、蛸のあしの細いところを薄く切ってつくねの中に包んだもので、つくね自体の味と食感もよく、なかなか美味であった。
ちなみに、この追加分の皿には醤油が足されて、味の調整に使われていた。

ここまで食べ進んだあたりで、カップルのお客一組、待ち合わせだという女性の一人客、年輩の女性3人様、会社員風の3人連れ、と、どんどん入店してきたので、ひとり客である私のほうは、気を利かせて、おいとますることに。
ここまでのオーダーを暗算してみると2,710円だったので、どうなるかと思っていたら、お勘定の方は、3,010円だった。
300円がお通し代ということだ。
まあまあの安さで、客あしらいもさっぱりしており、おでんに控え目ながら個性がちゃんとあって、好感度の高いお店だった。
近隣のご常連を中心に人気のあることも頷ける。
惜しむらくは、瓶ビールの品揃えと、日本酒。
ここが改善されたら、かなりポイントの高いお店になる。

| izakayawalker | 13:56 | comments(0) | trackbacks(1) |

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